幼少期の傷を癒せて、今は清々しい気持ち【愛知県52歳女性H様】
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1976年生まれ、群馬県在住。
ヒプノセラピーの先進国、アメリカ合衆国の中でも長い歴史を誇る、ヒプノセラピーのナンバーワン・プロ団体「NGH」。ナンバーツーの規模を誇る「ABH」の両団体より公式認定されたスクールにて、ベーシック・トレーニング、プロフェッショナル・トレーニング、トレーナー・トレーニングの全コースを修了。
ヒプノセラピスト(催眠療法士)となる。
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初めは不安でしたが、カウンセリングをしっかりしていただき本当の問題が何か、気づくことが出来ました。
自分の中で凝り固まっていた感情が溶けていくのがわかり、セッション中は、恥ずかしくなるくらい泣いてしまいましたが、それだけ自分が苦しんでいたのだとおもいます。
自分でも忘れていた幼少期の傷を癒せて、今は清々しい気持ちです。
5歳の時の問題にも、次は挑戦したいです。またよろしくお願いします。
◆セラピストたかはしから
カウンセリングを進めていく中で、過去のトラウマから、ある人物に対する拒否感情が、強迫観念的に「こう在りたい自分像」を作り上げていることがわかりました。
親指の痙攣はこの強迫観念がピークに達するときに現れ、それは潜在意識からのSOSでもありました。
潜在意識と身体はこの強迫観念から解放されたがっていましたが、意識の別のパートがこの強迫観念が無くなってしまうと、「こう在りたい自分像」に辿り着けないので、強迫観念を手放すことは出来ないと主張し、トラウマ状態で得た反面教師の教訓が、長く人生を支配して、本来のご自分の感性にアクセスできない状態でした。
セッションでは、チャンキングで絡まったビリーフを整理して、強迫観念という動機が不要であることを理解して頂きました。
ただ抑圧された感情がとても強かったため、退行催眠でしっかりとアソシエイトしながら感情の解放を行いました。
このセッションは、まずご本人が自分に対して心を開けるかどうかが鍵でした。
自分を苦しめ排他的なビリーフでも、長年一緒にいると馴染み、その馴染んだ感覚が新しい世界を拒否してしまうことは良くあります。
この馴染み深い感覚を捨てることは、勇気が必要となりますので、H様のご決断がとても重要でした。
今回は身体的にSOSのサインが出ていることが、H様の自分の身体を守る責任に繋がり、新しい一歩を踏み出す勇気となりました。
自分を抑圧する力が強いことは、忍耐強さと意志の強さを表し、その強さを使って新しい世界へ踏み出す勇気にもなると感じたセッションでした。