近親者との縁には、面白い理由がある。
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1976年生まれ、群馬県在住。
ヒプノセラピーの先進国、アメリカ合衆国の中でも長い歴史を誇る、ヒプノセラピーのナンバーワン・プロ団体「NGH」。ナンバーツーの規模を誇る「ABH」の両団体より公式認定されたスクールにて、ベーシック・トレーニング、プロフェッショナル・トレーニング、トレーナー・トレーニングの全コースを修了。
ヒプノセラピスト(催眠療法士)となる。
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ー謹賀新年ー
昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼申しあげます。
昨年同様に御高配を賜りますよう、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
近親者との縁の面白さ
近親者との縁を知るのは、現在の関係性をより柔軟性のあるものに変えることがあります。
例えばあなたが、ある人物に対して、理由は分からないけれども、なぜか許せる、理解できる、このような感覚を持つ理由を知る時、現在の関係性をもっと受け入れやすくなるかもしれません。
エピソード
女性Bさんは自由なご主人の生き方をなぜか理解でき、ご主人のライフスタイルを尊重してきました。
しかし周囲は、Bさんのその理解が、ご主人にとって良くないと言ってきました。
そして、子供を持とうと考えているBさん夫妻に対して、反対の意見もありました。
周囲の声が気なるBさんは、現在の自分達の方向性について、潜在意識ではどんな風に感じているのか知りたいと思っていました。
セッションでBさんはある時代に意識が移動しました。
その時代のBさんの姿を尋ねた時、Bさんは、「。。。。ありえない」と困惑し、自分の姿について話すことをためらいました。
Bさんに何がありえないのかと聞くと、「。。。。私の身体、人間じゃないようです」と答えました。
Bさんに、そういう方もいるので気にしなくて良いですよ、感じているままを話して大丈夫ですと伝えると、ゆっくりとBさんは自分の姿を話し始め、そして話しながら、Bさんはその時代の自分に、強くアソシエイト(当時の感情と一体化)していきました。
Bさんは中東のある国で、人間の寿命の3~4世代分の期間、特殊な建物の中に存在していました。
Bさんの身体は首から上はある動物で、首から下は人間の形をしていましたが、首から下はほぼ透き通っていて性別はありませんでした。
Bさんにその建物の中に存在する理由を尋ねると、「自分が属す種族の波動を、地球のある土地と時代にインプットする仕事をしている」と答えました。
Bさんがこの仕事に選ばれたのは、人間に転生することが決まっていたので適任だったそうです。
その特殊な建物の中で、Bさんに接触するのは3人の神官だけでした。
Bさんは、3人の神官達と心を通わせる交流をしたかったのですが、神官達はBさんを崇めてしまい、Bさんと神官達の交流は、儀式を通してのみでした。
そしてBさん種族は、感知できる感覚の領域が人間よりも幅広かったため、Bさんが伝えることは神官達にあまり理解されず、独特な解釈をされたそうです。
そして神官達が解釈した内容は儀式化され、その儀式的な交流に、Bさんは超えられない一線を感じ、退屈していました。
Bさんはその退屈な生活の中で、ある神官に興味を持ちました。
なぜ興味を持ったかというと、その神官はBさんの世話をする際に、他の神官達と違い、この仕事を嫌っていました。
この神官がBさんの現在のご主人でした。
Bさんは、ご主人であるこの神官について、「彼は代々神官の家系に生まれ、仕事を選ぶ事もできず、様々な人間と交流する事も出来ない人生にウンザリしている。彼にとって、この人生は、興味のない映画を繰り返し見せられているように退屈」と話しました。
Bさんもこの神官と同じように、現状に退屈していたので、この神官の心にとても共感したようです。
その時の気持ちをBさんは「彼の気持ちが理解出来る。人間の感情に直に触れた瞬間だった」と言いました。
Bさんに現代でご主人とまた出会った理由を尋ねると、「自分達を取り巻くルールに囚われず、自分達が納得する人生を送るための仲間として出会った。出会えて満足している。」と答えました。
余談
Bさんの身体について、なぜ頭だけ透き通っていないのか質問すると、「人間の考えは複雑で、その考えを理解するために、常に頭にエネルギーを集中させているので、頭の部分だけより物質的になるから」と答えました。
新しい視点
Bさんはセッション中、かなり深く潜在意識にアソシエイト(当時の感情と一体化)して、こちらの問いかけに明確に答えていましたが、セッション終了後は、自分が話したことについて戸惑い、なぜこんな話をしたのか分からない、自分でも半信半疑だと言いました。
そこでBさんに、今の状態で子供を持つことに不安を感じるかたずねると、「不安を持つ必要はなかった。夫も私も責任と義務については理解している」と言いました。
ご主人との今後の方向性については、「不思議だけど今は自分達の生き方に、安心感を感じている。周囲から何を言われても、夫を理解している感覚に自信を持って良いんだと素直に思える」と言いました。
Bさんの新しい視点は、ご主人との関係性に自信を持ち、2人ならではの生き方があるという視点かもしれません。