自己催眠で前世を見れば、パンドラの箱が開けられる
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1976年生まれ、群馬県在住。
ヒプノセラピーの先進国、アメリカ合衆国の中でも長い歴史を誇る、ヒプノセラピーのナンバーワン・プロ団体「NGH」。ナンバーツーの規模を誇る「ABH」の両団体より公式認定されたスクールにて、ベーシック・トレーニング、プロフェッショナル・トレーニング、トレーナー・トレーニングの全コースを修了。
ヒプノセラピスト(催眠療法士)となる。
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開けてはいけないパンドラの箱
「パンドラの箱」は慣用句で、「開けてはいけないもの」の例えとして使われます。
人に話すのが憚られる、極めてプライベートな問題は、あなたのパンドラの箱にしまってあります。
そういう問題は前世から持ち越してきた問題が多くあります。
このパンドラの箱の中のものは、いつかはあなたが対面しなければならないもので、今回の人生で対面すると決めてきた問題は、時期がくるとあらゆる手段を使ってあなたの前に現れようとします。
そうなると、この問題をしまったままでやり過ごしたいあなたと、箱から飛び出して解決されたい問題との間に、綱引きが始まります。
この綱引きは問題が解決されるまで、意識の中で継続されるので、あなたは常に一定の緊張感を感じるようになります。
この緊張感を忘れるために、強迫的に何かに没頭するかもしれません。
このパンドラの箱は、時期がきたら開けてしまうのがいいのですが、信頼できるセラピストに出会えない、信頼しててもこの問題は話せない、こんな場合は、自己催眠を習得して自己催眠で問題にアクセスしましょう。
得られるギフト
パンドラの箱を開けると、「自分は絶対にあんなことはしない」、「自分にはありえない考え」といった自己の根底に関連するビリーフが砕かれるので、善悪に対する意識が変わリ、面白い視点が得られます。
余談
自己催眠で別の転生を見るやり方は人それぞれですが、私は一般的な手法の「感情の架け橋」でその感情の元がある時間軸に移動します。自己催眠は誘導も自分で行うので、一人二役、場面状況に応じてアソシエイト(感情と一体化した状態)、
ディソシエイト(感情から分離した状態)を使い分けます。
私は感情に集中してから、数を5から1まで数えて入ります。
だいたいカウント3ぐらいで、最初の場面が始まり、その時に額の中央の奥に押さえつけられるような独特の感覚が生じます。そしてテレビのチャンネルが切り替わるように別の転生が始まります。
この頭部の感覚はシングル・イメージ・ステレオグラムを見るときの感覚に似ています。シングル・イメージ・ステレオグラムは単調な模様を目の焦点を調整して見ると、3Dの物・文字が現れます。
焦点の合わせ方は平行法と交差法の2種類があり、模様にも平行法用と交差法用があります。
また平行法用の模様を交差法で見ると、3Dで飛び出して見えていた円錐が、逆側に窪んで奥行きのある円錐のトンネルに変わります。
3Dを見ているときは、通常の焦点の合わせ方と異なる為、頭部に独特の感覚が生じます。
私の場合はこの独特の感覚が、自己催眠で別の転生を見ている時の頭部の感覚に似ています。
新しい世界
私のパンドラの箱には、冷徹で残忍なある男性の転生が入っていました。
パンドラの箱を開ける前の私の意識では、その男性の考え・行動は到底受け入れられないものでした。
しかし自己催眠でその転生を見ていくと、その男性が何故そうなったのかが理解でき、自分の一部として受け入れられました。
ただなぜこんな人生を計画したのか、どうしてもその理由が知りたく、人生の計画の場で、ガイドとその男性と私の3人で意識のシェアを行いました。
この男性の人生を計画した理由は、とても興味深く、笑みが溢れるようなものでした。
パンドラの箱の中身は、私を善悪の境界線の向こうにある、柔らかくて新しい世界に連れ出してくれました。
潜在意識は、あなたの人格が外側の世界で得た知識とは違う、面白い知識を与えてくれます。