あなたを支える、内側の家族とは?
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1976年生まれ、群馬県在住。
ヒプノセラピーの先進国、アメリカ合衆国の中でも長い歴史を誇る、ヒプノセラピーのナンバーワン・プロ団体「NGH」。ナンバーツーの規模を誇る「ABH」の両団体より公式認定されたスクールにて、ベーシック・トレーニング、プロフェッショナル・トレーニング、トレーナー・トレーニングの全コースを修了。
ヒプノセラピスト(催眠療法士)となる。
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内側の家族?
潜在意識は、あなたが日頃、心の底で何を感じているのか知っています。
潜在意識は、あなたの本当の要求、それに向かって手を伸ばせないしがらみ、様々な愛着、そういったものを理解した上で、あなたを包み込み、あなたが何を選択するか見守っています。
潜在意識は、あなたの内側をよく知る、家族のような存在かもしれません。
セッションでは、あなたの潜在意識のイメージを通して、あなたをサポートする家族のような存在のガイド達に誘導します。
どんなガイドが現れるのか人それぞれです。
ガイドのイメージは、(未来の自分、日常では会ったことは無いけれど、ずっと昔から知っているような存在、亡くなった身内の姿)など様々です。
どのガイドにも共通しているのは、あなたを客観的に分析し、冷静に叱咤激励する点です。
ガイドにエンプティチェを使う場合、あなた自身が自分の口を通して、自分の現状を分析し、選択肢を提案したりします。
そして興味深いことに、セッションの度に、同じガイドが現れる人もいれば、毎回、違うガイドが現れる人もいます。
エピソード
女性Aさんは、潜在意識のメンテナンスもかねて、前回セッションで会った、ガイドの1人にまた会いたいとのことでした。
Aさんのこのガイドは、男性で、手厳しいアドバイスをしてきた存在でしたが、Aさんは親近感を持ったようです。
今回、Aさんには、ちょっとした心配事もあり、彼(ガイド)がその事について、どう感じているか知りたいようでした。
今回のセッションで、Aさんは同じガイドに会えるでしょうか?
ガイドと落ち合う場所に誘導した時、Aさんは「あれ?」と意外そうな声を出しました。
同じガイドか尋ねると、「いえ、女性です」と答えました。
どんな女性か?と聞くと、Aさんは、クスクス笑いながら、恰幅の良いイタリアのマンマみたいな女性だと答えました。
なぜAさんは楽しそうに、笑いだしたのでしょうか?
Aさんが笑いだしたのは、直感的に、このガイドが自分のアドバイザーとして適任だと感じたからでした。
新婚Aさんのちょっとした心配事は、昔から子供が苦手で、自分が母親になるイメージが掴めず、子育てを楽しめるのかということでした。
ガイドはAさんに対して、子育てとして考えるのではなく、子供を1人の人間として捉え、その人間との関係性を、時間をかけて作り上げることだと話しました。
そしてその過程を通して、Aさんは自分の感情と向き合うことになり、結果として、Aさんが長年持っている理想の人間像から解放されると話しました。
余談
男性Kさんは、毎回同じガイドが現れます。セッションでKさんをガイドへ誘導する場面の時、Kさんが「今日は会いたくないな」と言いました。
どうしてか聞くと「最近、怠惰なので、ガイドに怒られそうな気がするから」と笑いました。面白いものです。
ギフト
Aさんが得たギフトは、安心感でした。Aさんは、「1人で悩んでたつもりだったけど、内側のサポートを感じて、今は心強い」と話しました。
自分の内側からのサポートに気づくと、心が温まります。
そしてあなたが自分と向き合うことは、あなたを大切に思う存在たちの想いと、向き合うことになるのかもしれません。
あなたの潜在意識の中で、どんなガイド達が、あなたの訪問を待っているのでしょうか。